サステナビリティ
サステナビリティ
サステナビリティに関する基本方針
東京會舘は大正11年の創業以来、確かな味とサービス、格調高い施設を提供することで、
わが国の食文化の発展に貢献することを企業理念としております。
創業100周年を迎える今、東京會舘の事業範囲は一般宴会から婚礼、食堂、 各種ケータリング、
法人・団体施設運営、菓子・チルド食品販売などますます拡大しつつあります。
これらお客様のニーズに合致したサービスを提供することで、 企業価値最大化を図ることは
勿論のこと、サステナビリティを経営に取り組むことで、すべてのステークホルダーの皆様との
共存共栄を図り、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
活動原則・指針・目標
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活動原則国連グローバル・コンパクト
東京會舘は、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組みである
「国連グローバル・コンパクト」の10原則を支持し、CSR活動に取り組んでいます。
*国連グローバル・コンパクトの概要は以下 https://www.ungcjn.org/gcnj/principles.html -
活動指針①社会・環境問題の解決への貢献を通じた、社会からの信頼の確立
・東京會舘は、低炭素社会ならびに循環型社会の構築を目指し、
様々なステークホルダーとの連携を図り、問題解決に着手します。
・東京會舘は、省エネルギーやフードロス等の削減を通じ、企業活動
に伴い生じる環境負荷の低減に取り組みます。
②ステークホルダーへの誠実な対応
・東京會舘は、お客様に商品・サービスの内容を十分にご理解
いただけるよう、丁寧なご説明やご提案に努めるとともに、
いただいたお客様の声を迅速にサービス向上に繋げます。
・東京會舘は、あらゆる法令等やルールを遵守し、公平かつ公正な
企業活動を推進します。
・東京會舘は、ステークホルダーとの健全かつ正常な関係構築を
目指すとともに、公正な競争、企業情報の適切な開示等を通じ、
社会の構成員としての責任を全うします。
③個人の尊重
・東京會舘は、個人の人権、多様な価値観を尊重し、不当な差別行為
を排除いたします。
・東京會舘は、安全で快適な職場環境を実現するとともに、従業員の
多様な働き方を尊重し、ワーク・ライフ・バランスの実現に努めます。
・東京會舘は、社員の能力開発に真摯に取り組むとともに、
心と身体の健康促進に努めて参ります。
④地域社会への参画ならびに貢献
・東京會舘は、サービス提供地域に密着し、近隣のあらゆる
パートナーと協力し合い、事業活動ならびに各種社会貢献活動を
通じて地域社会の活性化に貢献していきます。
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活動目標国際連合が提唱しているSDGs(Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標)の項目別にアクションプランを策定し、 適宜実行しております。
東京會舘の取り組み
■Environment(環境)
【資源・エネルギーの再利用】
◆ 植栽の灌水やトイレの洗浄水として、中水(上水使用した水を下水へ流さず再生処理したもの)を利用しています。
◆ バックヤードを中心に、高い生分解性をもち環境に配慮した植物性の食器用洗剤へ切り替えを実施し、限りある水資源の安全な使用に努めております。
◆ 丸の内二重橋ビル全体で電気(供給)の契約先は再生エネルギーを活用している事業者を指定しています。
◆ 食品生ごみは、メタン発酵させてバイオマス(カーボン=ニュートラル)発電に利用しています。
◆ 当社を含む丸の内3-2計画では、高効率プラントと同時に丸の内仲通り下に洞道(SUPER TUBE※)を整備し、丸の内・有楽町エリア全体のCO2排出量削減と防災性能の強化を図ります。また、洞道内には電力自営線や通信線、雑用水配管の整備予定もあり、地域防災強化へ更に貢献してまいります。
(※)丸の内熱供給(株)が、大丸有エリアの地下に敷設した洞道および配管ネットワークの呼称
【エネルギー消費の削減】
◆ 「省エネルギー推進委員会」を中心に全社で省エネルギー活動に努めています。
・ 照明器具をオールLED化対応し、電力消費量
の削減に貢献しています。
⇒日本照明学会「照明普及賞」受賞
⇒Illumination Awards 「Award of
Merit(北米照明学会賞)」受賞
・ 最新鋭の冷温設備を備え、風量調整・冷温水の
冷暖房・厨房機器などのエネルギー効率を
高めています。
⇒環境性能AAA
・ 窓ガラスには断熱複層Low-eガラスを
配置し、空調負荷を軽減しています。
・ 厨房排気脱臭フィルターを設置し、
クリーンな空気の排出に努めています。
・ 照明、空調、エスカレーターなどは利用状況に
応じて運転停止を徹底するとともに、
バックヤードの照明は人感センサーに対応し、
使用電力の削減に努めています。
・ 手洗器給湯などは夏冬で温水の切り替えを
実施しています。
・ 空調設備等駆動しているモーターは負荷に
応じた回転数制御機器を採用しています。
・ お客様用エレベーターは群管理システムを導入
しているため、無駄な動きを無くして最適な
運転が実現できます。
【環境に配慮した容器への切り替え・ペーパーレス化】
◆ 海洋汚染防止等の観点からプラスティックごみ削減のための配慮をしています。
・ スイーツ&ギフトでは、プラスチック製のスプーン・
フォークを木製へ切り替えてご提供しています。
・ お客様にお受け取り前の意思確認のコミュニケーショ
ンを行うことにより、使用総量の削減にも貢献しま
す。
・ レストランではバイオマスを含む環境配慮型の
プラストローを使用しておりますが、
「プラスチック資源循環促進法」施行にあたり、
プラスチック使用0%の紙ストローに順次切り替えを
行っております。また、ストローはご希望のお客様の
みご提供させていただきます。
・ポリエステルのショッパーを紙製に変更しています。
・一部レストランのテイクアウトでの使用容器は環境
配慮型の商品を使用しています。
(弁当箱、フォーク、スープカップ等)
◆ 希少な資源である天然コルクを回収し再資源化する取り組みに協力するため、舘内でワインのコルク栓を集める活動を行っています。
◆ 社内申請フローの見直しや電子決裁システムの導入、iPad導入による会議資料のペーパーレス化、社員への啓蒙活動により、全社でペーパーレス化に向けて取り組んでおります。(コピー用紙の購入量を2019年比で40%削減)
【食文化発展への貢献とフードロス対策】
◆ 「美食の会・グルメの会」では伝統的な料理・サービスだけでなく新たな試みを披露し、お客様と共に伝統の継承と食文化への貢献をしてまいります。
◆ 接客を通して食べきれる量を個別対応しご提供しています。
・ メニューに少なめの量を表示(中国料理ほか)
・ バンケットにてお召し上がりいただく量を調整して
盛り付け
◆ スイーツ&ギフトでは、社員向けの割引や社員食堂での再販売を行い、フードロスを最大限削減する取り組みを行っています。
◆ 規格外野菜を有効活用しています。
◆ 食育・ボランティア活動を実施しています。
◆ 千石工場にて地域の小学生に社会科学習として工場見学を実施しています。
◆ 調理場では鮮度の高い食材を仕入れ、最後まで無駄なく使い切る工夫を重ねるとともに、プロの技術をクッキングスクールなどで直接指導し、調理技術の継承と発展に貢献しています。
◆ スイーツ&ギフトにて、宴会場やレストランで提供しているバゲットの、残りがちな端の部分(エンドカット)を使って仕立て直した手作りの「ガーリックトースト」や、規格外・余剰分のパンを使った「クロワッサン オ ザマンド」「パンペルデュ・サレ」などを販売しています。
◆ 長野県 小布施町、農家さん、慶應義塾大学の学生方のご協力のもと、市場に並ばなかったりんごを素材に活用した「アップルデニッシュ」を販売しました。
【健康や環境に配慮したメニューの開発】
◆ ヴェジタリアン・ヴィーガン対応のコースなど、お客様のライフスタイルに合わせたメニューをご予約で提供しています。
◆ 責任ある供給源による持続可能な食材を選定し、環境保全に協力しています。
・ 一部の自社主催イベントにおいて、持続可能な漁業で
獲られた水産物である「MSC(海洋管理協議会)
認証」、責任ある養殖により生産された水産物である
「ASC(水産養殖管理協議会)認証」を得た
サステナブル・シーフードを使用した料理を
提供しています。
・ 「Demeter」、「ユーロリーフ」、「HVE」などの
認証を受けた、高品質で環境に配慮したワインを
取り扱っております。
◆ ロッシニテラスにて、食生活の新しい選択肢のひとつとなりつつある代替肉である大豆ミートを使用した商品を提供しています。
◆ 八千代にて、野菜のみを使用し健康を重視した和食メニュー「美膳弁当」を販売しています。有機野菜や食物繊維が豊富な海藻類、ビタミン・ミネラルを多く含む十六穀米などを使用し、お肉を使わない、健康志向でヘルシーに仕上げたお弁当です。フードロス削減、持続可能な農業の推進なども目指しています。
◆ 社員の健康維持と地球環境への配慮のため、社員食堂にてノーミートマンデーの取り組みを実施しました。代替肉を使用したメニューの開発・試食や、SDGsとの関連性について啓蒙活動を行い理解を深めています。
■Society(社会)
【地域・社会貢献】
◆ 地域清掃活動「大丸有キラピカ作戦」への参加を通じ、一体感をもって街づくりに貢献しています。
◆ 災害被災地への寄付金を拠出しています。
・ 2020年 九州災害復興支援として九州産の厳選食材を
使用した「美食の会」のイベントを開催し、
売上金の一部を被災地に義援金として拠出しました。
・ 医療機関(慈恵医大病院)に当社クッキーを
約400箱寄贈しました。
・ その他、国内の災害(熊本地震・東日本大震災等)の
被災地や、海外の災害(中国青海省地震・チリ地震・
ハイチ地震等)の被災地に寄付金を拠出しました。
◆ 途上国を支援する慈善活動に参画しています。
・ バレンタイン商品の売上の一部をNGOに寄付し、
途上国の女の子をサポートする「サポチョコ」の
取り組みに参画しています。
・ 認定NPO法人メドゥサン・デュ・モンド ジャポン
(世界の医療団)による、美食クーポンチャリティ
の取り組みに協力しています。
【バリアフリーへの取り組み】
◆ 多くの方に安心してご利用いただくために、本舘の設備はすべてバリアフリー化に対応しており、建築物バリアフリー条例に基づくバリアフリー認定を取得しています。
・ 車椅子や視聴覚障害者の方も安心して移動可能な動線
の確保
・ 車椅子でもゆとりをもって使用可能なトイレの設置
・ 段差のないフラットな出入口
・ 手すり付きの緩やかな階段
・ 車椅子専用の駐車スペースを完備
【人材育成への取り組み】
◆ 「働き方改革」を遵守し、労働環境の改善と生産性の向上に努め、ワーク·ライフ·バランスを推進してまいります。
◆ 積極的に女性の活躍を推進します。一例として「サステナビリティ委員会」は女性委員を中心に組成され、ジェンダー平等を実現する活動も含め SDGsの課題に取り組んでいます。
◆ 一般社団法人 日本ホテル・レストランサービス技能協会*に所属し、ホテル・レストランにおける接客サービス技能の向上及び技能者の社会的、経済的地位の確立を図るとともに、国際観光及び社会文化の発展に寄与してまいります。
*(国家検定試験「レストランサービス技能検定」実施を委託された指定試験機関)
◆ 国家資格である技能検定制度の「レストランサービス技能士」、テーブルマナー認定講師の資格取得をサポートし、技術、サービス向上に努めてまいります。
◆ 広く健康長寿づくりのため、西洋料理に関する栄養及び食品衛生の普及向上、調理技術の改善に努め、安全で安心できる食生活の増進に寄与してまいります。
■Governance(統治)
東京會舘は、サステナビリティ経営推進に向け、コーポレート・ガバナンスを最重要論点の1つと位置付けており、企業経営の健全性と効率性の確保を通じ、株主に還元する利益を最大化するための仕組み・体制構築に注力しております。
当社の取組みついては、下記をご参照下さい。
↓ 東京會舘のコーポレート・ガバナンスのページはこちら
(https://www.kaikan.co.jp/ir/corporate.htmlへ)